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「老化は乾燥への推移である」−アリストテレス
老化は、すべての人間に平等に与えられた、避けることのできない現象です。彼が生きていた時代の人々も、老化のメカニズムや予防策について試行錯誤していたのでしょう。
春を待ちかねていたように芽吹き、萌える新緑から深緑へ、そして季節の移り変わりとともに枯れ葉へと推移する樹木のプロセスは、「老化は乾燥への推移である」ことを、視覚を通して実感させてくれますが、人間も同様です。
シミ、シワ、カサつき、白髪などの「枯れ葉現象」がみとめられるようでしたらば、それはもう、確実に老化のはじまり、乾燥がすすんでいることの現れです。
アリストテレスが着眼した老化と乾燥との関係は、現代では、医学的にも立証されています。
ノーベル賞を受賞したルチカ教授は「老化は、細胞ニカワ質状態の変化、特に水と結合する能力の低下に基づく」と主張していますし、体内の水分量が、若年男子で約60.6パーセント、女子で約50.2パーセントであるのに対し、60歳以上の男子では約51.5パーセント、女子では約45.5パーセントに減少しているとのデータもあります。
老化は、目に見えることばかりではありません。腰痛、神経痛、老眼、動脈硬化などの生理的老化、物忘れ、ボケ、憂欝、ガンコ、不安、孤独、嫉妬などの心理的老化などいろいろなかたちで現れてきます。
骨粗しょう症や不定愁訴(ストレスなどによって起こる原因のはっきりしない心身の障害−不快、肩凝り、頭痛、息切れなど)も見逃すことのできない「枯れ葉現象」です。
さてここで、大切なことを付け加えておかなければなりません。
講演会などで、老化と乾燥との深いかかわりについてお話ししますと、ならば水分を摂ればいいのだろうと思われる方が多いのですが、これは誤りです。
ルチカ教授のいう細胞ニカワ質、つまり水分の受入れをコントロールしている結合組織が老化していれば、どんなに水分を摂っても、細胞まで浸みこんではいきません。
「枯れ葉現象」を食い止めるカギは、結合組織の能力を低下させないことなのです。
結合組織のなかにあって、水分調節の働きをしているのがコンドロイチンです。コンドロイチンが減少すれば、保水性も低下し、「枯れ」がはじまるわけです。
人はなぜ老いるのか。老化を止めることはできないのか。
人々の素朴な疑問と願望は、時代を越えて生き続けています。
細胞や、膝・腰の関節の健康を維持し、アンチエイジングや関節痛予防を進めたいと思う方はコンドロイチンを試してみてはいかがでしょうか。
なおコンドロイチンは、これまたアンチエイジング成分として人気の、ヒアルロン酸やグルコサミンと相乗効果があることから、これら3つの成分が同時に摂れるサプリメントが人気です。参考になさってください。
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