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老化は細胞レベルから訪れる

人間のからだの組織や臓器は、約60兆もの細胞からできています。細胞は、細胞膜、原形質、細胞核、ミトコンドリア、ミクロソームなどから成り立ち、生命を維持するために新陳代謝を休むことなくおこなっています。

この細胞ひとつひとつに栄養を補給しているのが、細胞ニカワ質といわれる結合組織です。

老化には、大きくわけて生理的老化(すべての人が経験する高齢期の変化)と病的老化(成人病、老人病あるいは病的な変化をともなった老化)があります。

ここでは、生理的老化、つまり加齢による自然な老いという前提で、話を進めましょう。

老化は、個体(外観)、臓器、組織、細胞の各レベルで観察される枯れ葉現象です。そして、ルチカ教授の説に従えば、老化は、結合組織のなかの水と結合する能力の低下(コンドロイチンの減少)に基づくものです。

では、人体には、どのようなかたちで水が含まれているのでしょう。

人体を構成する水は、細胞内水分(細胞のなかに含まれている水分)と細胞外水分(血液、リンパ液など)に大別されます。

細胞内水分は年とともにじょじょに減少しますが、細胞外水分は減少しません。細胞外水分は、高齢でも健康体であれば、若い人とおなじような状態でいられるわけですが、病気を含むさまざまなストレスに遭遇すると、質も量も、容易に不安定になります。

血管外の細胞外液の量が増えるとむくみが出ますし、血液量が減るとショックを引き起こしたりします。

細胞に栄養分を運んでいるのが血液です。「人間は、血管とともに老衰する」といわれるように、人体は、血液の通り道である血管から老化がはじまります。

血管が老化し、血液の流れが悪くなると、栄養分がスムーズに運ばれなくなり、細胞の働きも弱まります。栄養失調ぎみの細胞は、活動能力が鈍化して働きが悪くなり、老化の悪循環が開始されるわけです。

このように、老化現象は細胞レベルから訪れるわけですが、血管の老化にも細胞の老化にも、コンドロイチンがかかわっているのです。

血管の働きを支配している自律神経の末梢細胞を取り囲み、活発な活動がおこなえるように水分の調節をしているのもコンドロイチンであれば、血液の質や量の変化にも、細胞へのすみやかな栄養補給にもコンドロイチンは大きくかかわっています。

細胞レベルからはじまった老化は、身体の老化、肌の老化、心の老化、脳の老化へと、着実にすそ野を拡げていきます。

避けることのできない老化といかにうまくつきあっていくか、それは、自己健康管理がうまくできるか否かの問題でもあります。

細胞や、膝・腰の関節の健康を維持し、アンチエイジングや関節痛予防を進めたいと思う方はコンドロイチンを試してみてはいかがでしょうか。

なおコンドロイチンは、これまたアンチエイジング成分として人気の、ヒアルロン酸やグルコサミンと相乗効果があることから、これら3つの成分が同時に摂れるサプリメントが人気です。参考になさってください。

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