私たち人体内部の総水分量はおよそ体重の７０パーセントもあります。人体はまさに水からできているといっても過言ではありません。

この７０パーセントもある水分は、つねに一定に保たれる仕組みになっています。

どのような仕組みになっているかといいますと、成人が一日に必要とする水分はおよそ１５００〜２０００ミリリットルですが、これがどこから、どのように排出されていくかといいますと、約６００ミリリットルは皮膚から、約４００ミリリットルは吐く息から出ます。

さらに残りの５００〜１０００ミリリットルは尿として出て行くのです。

いま１５００ミリリットルよりも多く水分を取りますと、その過剰の水分は尿量が増加して排泌されます。しかし逆に水分のとり方を少なくしますと、尿がへりますが、不足分は体液が消費されることになるのです。ノドの渇きを訴えるのはこのためです。

このように、私たちの体というものは大量の水分を毎日とり入れ、排泄しています。これは単に体内を素通りするのではありません。健康維持に必要な体内の化学反応に、なくてはならない媒体として役立っているのです。

（続く）

参考にしてみてください。

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