食物は口腔で咀嚼される時から消化が始まります。

そして、胃、腸へと移行しながら消化が進んでいき、栄養物の９０パーセントは小腸で吸収され、水分の８０パーセントは大腸で吸収されるのです。

消化というのはデン粉類（炭水化物）がブドウ糖や果糖のような単糖類に、肉類（タンパク質）がアミノ酸に、指肪はグリセリンと脂肪酸にそれぞれ分解されることです。

そして、分解された栄養分は腸のなかで吸収され、門脈を経て、肝臓に運ばれます。

ここで悪いものは解毒されて、栄養液は心臓を経て大動脈にはいり、小動脈から細動脈に流れ、最後は網状毛細管から結合組織に放出されるのです。これが組織液というものです。

この組織液がここで貯蔵できる仕組みは、結合組織自身が物理的化学的に保水しやすい構造をしていることと、保水能力の高いネバネバ物質を含んでいるためです。

細胞に栄養分を送り込むのは組織液と細胞内液の濃度差、すなわち浸透圧によって行われるのです。

次に、栄養分を取り入れた細胞は自身の生命を保持しながら、指示された物質をつくり、使命を果たします。そして、その際に生じた廃棄物は再び組織液に戻し、静脈の網状毛細管や毛細リンパ管に吸い取られ、最後は大静脈に合流して心臓に戻り体内を循環しているのです。

廃棄物はその途中で尿などとして排泄されます。下の図は血液の循環を示したものです。



（続く）

参考にしてみてください。

なおこのように生体に不可欠な結合組織の主成分であるコンドロイチンですが、アンチエイジング成分として人気のヒアルロン酸やグルコサミンと相乗効果があることから、これら３つの成分が同時に摂れるサプリメントが人気です。参考になさってください。

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