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コレステロールにコンドロイチン

今、人気の成分として、毎日耳にしない日がないくらいなのが「コンドロイチン」ですが、正式名称は「コンドロイチン硫酸」で、われわれの体内にもともと存在するグリコサミノグリカンの一種です。

コンドロイチンは皮膚や関節などの結合組織に広く分布していますが、代表的な機能としては、関節内の軟骨の中でヒアルロン酸などと共に高分子複合体を形成し、軟骨にクッション性を与えています。加齢などにより、コンドロイチンが不足してくると、そのクッション機能が低下してくるほか、磨り減った軟骨組織の回復が遅れ、関節痛が長期間発症することになります。そのためコンドロイチンは、関節痛や腰痛を治療する目的で、医療現場でも利用されています。

さてこのコンドロイチンですが、コレステロール対策にも有効というのをご存知でしょうか?

そもそもコレステロールという言葉自体は毎日のように聞く有名な成分ですが、しかしその意味や性質を正確に理解している人は少ないかもしれません。

コレステロールとは人間のあらゆる組織の細胞膜に含まれる脂質です。細胞を形づくるのに必要な成分ということですね。それ以外にも筋肉を作るホルモンの材料となったり、栄養分を分解する機能もあり、そういう意味ではコレステロールは決してマイナスイメージの物質ではないことが分かります。

実際、コレステロールの中には「善玉」と「悪玉」があり、健康診断でも悪玉コレステロール値が高いとアラートが出る一方で、善玉コレステロール値は低いとアラートが出るということで、全く逆の評価をされています。そうしたわけで、気にすべきなのは「悪玉コレステロール」の値、ということになりますね。

ちなみにその善玉コレステロールと悪玉コレステロールの働きの違いですが、善玉コレステロールは体内に蓄積されたコレステロールを排出し動脈硬化を予防する一方で、悪玉コレステロールは増加しすぎると血管に溜まって動脈硬化の原因となります。

中性脂肪が増えるとこうした悪玉コレステロールが増えるといわれています。

ではなぜコンドロイチンはこの悪玉コレステロール対策に有効なのでしょうか?

それはコンドロイチンには、血液中のコレステロールの増加を抑える作用があるからですね。

加えて、コンドロイチンには血管の壁にコレステロールが張り付くのを防ぐ作用があります。

つまり、悪玉コレステロールの量を抑えることで血液をサラサラに維持しながら、血管も守るというWの効果で動脈硬化を防ぎ、血管年齢を若くすることができるというわけです。

血管がもろくなれば、脳溢血や脳梗塞、心筋梗塞の原因となってきます。死因の上位を占めるこうした病気を防ぐためにもコンドロイチンを飲む習慣を身につけてはいかがでしょうか。

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