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さて、大島先生はわが国におけるコンドロイチン硫酸の医学面への応用を始めた学者です。
先生は戦時中、岡山県の温泉研究所に転勤されました。
そこに岡山大学医学部の関博士がおられて、組織学的に温泉中の電解質イオンの作用を調べておられました。
その研究成果によりますと、同じ分子濃度の食塩と硫酸ソーダのお湯に同温同時間、動物を入浴させ、二〜三日してから動物の皮下の結合組織を調べると、確かに硫酸イオンが体内に入るということを発見したのです。
硫酸イオンはマイナス(陰)イオンで、皮膚はタンパグ質とリピッドの膜をもっていますから酸性のお湯の中でプラス(陽)荷電を帯びるので、硫酸イオンは案外に侵透して行くことが電気的にも理論が成りたつのです。
そういうことで、どうも酸性泉が効くのは硫酸イオンが体内に入るからであろうと考えるようになりました。
先生が有機硫黄を含んでいる酸性ムコ多糖の研究に興味をもたれるようになったのは、こんな動機があったからです。
また大島先生のお話しには動脈硬化の予防、脳出血やリウマチにもふれられていますが、これについては改めてご紹介します。
最後に先生は次のようなことを申しておられます。
この頃は薬に対する批判が厳しくなってまいりました。生体に馴れていない物質、つまり異質の物質を体内に入れるとアレルギーや副作用を起しやすいものです。
自然に自分の体に備わっている物質は比較的安全で、そういうもので効果のあるものを使うことが望ましいことです。
あるいは、余計なものを使わないで病気を治せるものならばその方がさらにいいのであってそういう自然療法というものが見直されるような時代になりつつあります。
そしてコンドロイチン硫酸のように体内にわれわれが持っているものを上手に利用するということができるならば、ごく穏やかな効き方であっても、続けて使って安全性のあるものの方が、急場以外の対策としては望ましいと考えています。
(続く)
参考にしてみてください。
なお生体に不可欠な結合組織の主成分であるコンドロイチンですが、アンチエイジング成分として人気のヒアルロン酸やグルコサミンと相乗効果があることから、これら3つの成分が同時に摂れるサプリメントが人気です。参考になさってください。
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