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さてコンドロイチン硫酸を摂取すると、どのように体の中で吸収され代謝されるかという点を追ってみましょう。
私達がコンドロイチンを摂取しますと、口から胃を経て腸管に移行し、腸壁の毛細血管から吸収されます。そして門脈を経てまず肝臓に至ります。そのあとは心臓に送られ、動脈血によって全身に運ばれるのです。
コンドロイチンは生体のあらゆるところに存在していますし、日常の動物性食品中にも含まれています。ですからそれらのものと完全に区別して測定するのが困難です。そこで追跡用の目印をつけなければなりません。
それにはコンドロイチンの骨格である炭素原子かあるいは硫黄原子を放射性原子でマークをつけた14C−ラベル・コンドロイチン硫酸か、あるいは85S−ラベル・コンドロイチン硫酸というものを用いて追跡するのです。
この方法は現在のところもっとも信頼されているものです。
モルモットに85S−ラベル・コンドロイチン硫酸を経口与投し、二十四時間後に屠殺して各臓器中の分布を調べました。すると脊椎に85、肋骨に16、肝に14、心臓および大動脈に12、腎に7、尿に5206c.p.m(毎分当りのカウント)という数字が出ました。
これをみますと、骨組織への分布が高率であり、また尿からは五日間で大部分が排泄されることがわかりました。
また、14C−ラベル・コンドロイチン硫酸をマウスに経口投与して調べたところ、血液中では二時間目、肝では十二時間目、腎では六〜十二時間目、牌では十二〜ニ十時間目が最高を示しました。そして骨と筋肉では六時間目から存在が認められたのです。
次に、生体内の代謝回転速度をみますと、意外に早く、静脈注射の場合には約二時間で大部分が血中から移動して、臓器や組織に移行します。
さて、コンドロイチン硫酸の生体内での分子量は20万〜30万位の複合体となっています。それから抽出してタンパクを放したものは3〜4万位です。このような高分子物質が腸管から吸収されるのかということについて疑いが残ります。
今日では生体の膜を形成している細胞の間隙はかなり大きな分子でも十分に通過できると考えられるに至りました。
さらに、膜細胞が白血球と同じように貪食作用があり、高分子物質を取り込むこともあります。従って高分子物質が腸管壁を通らないと考えることの方が、むしろ無理というふうに考えられています。
(続く)
参考にしてみてください。
なお生体に不可欠な結合組織の主成分であるコンドロイチンですが、アンチエイジング成分として人気のヒアルロン酸やグルコサミンと相乗効果があることから、これら3つの成分が同時に摂れるサプリメントが人気です。参考になさってください。
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