関節痛成分「コンドロイチン」を徹底比較!豊富なコンドロイチン解説コンテンツも参考に!
今、人気の成分として、毎日耳にしない日がないくらいなのが「コンドロイチン」ですが、正式名称は「コンドロイチン硫酸」で、われわれの体内にもともと存在するグリコサミノグリカンの一種です。
コンドロイチンは皮膚や関節などの結合組織に広く分布していますが、代表的な機能としては、関節内の軟骨の中でヒアルロン酸などと共に高分子複合体を形成し、軟骨にクッション性を与えています。したがって加齢などにより、コンドロイチンが不足してくると、そのクッション機能が低下してくるほか、磨り減った軟骨組織の回復が遅れ、関節痛が長期間発症することになります。そのためコンドロイチンは、関節痛や腰痛を治療する目的で、医療現場でも利用されています。
一方、コンドロイチンとの相乗効果が期待され、よくセットのように配合されている成分がグルコサミンですが、これはグルコサミンが軟骨を形成する重要な要素であるからです。
ではこの2つの人気成分の相乗効果はどのように生まれるのでしょうか?
1つはグルコサミンが関節内の軟骨を補修し、コンドロイチンがそれをクッションのように優しく包む、というように、この2つの成分が関節内の別々の場所に働きかけてくれるので、実感として相乗効果を感じられる、というものです。
もう1つはグルコサミンとコンドロイチンを同時に摂ることで、グルコサミンが摂取されやすくなるという、直接的な相乗効果ですね。
さてこの相乗効果についてはサントリーが実施した臨床試験が参考になります。
◆サントリーが行ったコンドロイチン+グルコサミンの臨床実験
膝関節に痛みを感じる被験者(成人)40名を2グループに分け、片方にはコンドロイチンとグルコサミンを摂取してもらい、もう片方のグループには偽薬=プラセボを摂取してもらうことでその差を検証しました。その結果は以下の通りです。
JOAスコアとは痛みがどのように改善したかを示す指標で、スコアが高ければ高いほどより痛みが改善されたことを意味しますが、コンドロイチンとグルコサミンを摂取したグループではきれいに効果が現れました。
特に時間が経過すればするほど痛みが著しく改善していく様子が印象的です。
また、同じ実験では以下のようなグラフも発表されています。
こちらは被験者自身の歩行時の主観的な痛みを統計的に処理したもので、マイナスになればなるほど痛みが改善したことを意味します。4週目や8週目までは偽薬が飲んでいたグループの方がより痛みの軽減を実感しているという「誤差」もありますが、12週目以降はやはりコンドロイチンとグルコサミンを摂取したグループの方がより改善を感じているという結果となっています。
やはり関節の痛みに対する、コンドロイチンとグルコサミンの一定の相乗効果は期待できそうですね。
なおこのコンドロイチン・グルコサミンと一緒に、高い保水能力のあるヒアルロン酸を摂ることで更なる相乗効果が期待できると言われています。最近ではこれら3つの成分が同時に摂れるサプリメントも販売されていますので、興味がある方は試してみてはいかがでしょうか。
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